向後ゼミワールドカフェ

「向後ゼミワールドカフェ」とは、春学期の終わりに開催される研究発表会です。向後ゼミに所属している大学院生、学部生、eスクール生の全員がポスター形式で、自分の研究を発表するというイベントです。完全公開ですので、どなたでもゲストとして見に来ることができます。

以下は、2008年に始まった、これまでの向後ゼミワールドカフェの記録です。

向後ゼミワールドカフェ2008

毎学期末には、ゼミ生に研究発表をしてもらっています。これまでは、スライドを使ったプレゼン形式での発表でしたが、ゼミ生の人数が多いため、発表時間が短くなるのが悩みでした。

今年は、初めてワールドカフェ(参照→http://www.humanvalue.co.jp/service/wcafe/)形式での開催を試みました。ワールドカフェの精神は、カフェのような自由な雰囲気のなかで本音を語り合うということです。

ホストである発表者は、長机を2つつけたテーブルで、ゲストを待ちます。ゲストはホストが掲げるポスターを見て、自分の興味にあったテーブルを見つけて、そこで話を始めます。テーブルには大きな紙が置いてあり、ゲストはメモやコメント、助言などをそこに書き付けていきます。

1セッションは90分取ってあったのですが、時間がたつのが早かったという感想が多かったです。それだけ集中して話に参加してくれたのだと思います。実際、1つのテーブルについて話している時間は30分を越える場合もあり、まあ、それはちょっと長すぎるかなという感じでしたので、テーブルを移るきっかけを全体として流してみても良かったかなと思います。部屋の前方スクリーンにはキッチンタイマーでセッションの残り時間が大写しされていたので、それは役には立ったようです。

ゼミ外からのゲストもたくさん来ていただき、大賑わいとなりました。あまり、吸音の良くない教室だったので、テーブル内の声が良く聞こえないこともあるくらいでした。

そんな感じで、初めてのワールドカフェの試みは成功だったように思います。何よりも、ホストのゼミ生が自分の研究についてたくさんのヒントをゲストからもらったということが成果だったと思います。また、次の機会にはさらに細かい点の改善をして行きたいと思います。

向後ゼミワールドカフェ2009

ゼミワールドカフェも2年目になりました。今年は、基本フォーマットは去年のままですが、ただひとつ、テーブルを移るためのきっかけとして15分ごとにチャイムを鳴らしました。おかげさまで、たくさんのゲストにも来ていただき、発表者もそれぞれ得たものがあった様子でした。

15分という短い時間(居ようと思えばもっと居てもいいのですが)の中では議論が深まらないという欠点もあります。しかし、このワールドカフェでは、多様なゲストからできるだけたくさんのアイデアを集めると言うことが目的ですので、なるべく素人っぽい意見をたくさん出してもらった方がいいのですね。その中から核心を突くようなアイデアが見つけ出せるかもしれません。

来年への改善としては、時間をさらに3時間延長することです。今回は、13:00から17:30まで行いました。これを午前中に拡張して、9:00から17:30までにすることです。もちろん午前中はゲストが少ないでしょうが、この時間を利用して、深い議論をすることもできるでしょう。

それから私自身もテーブルを開こうかと思います。今回はタイムキーパーに徹していたのですが、やはり自分でも何か提供して、いろいろな意見を聞きたいかな、と。

向後ゼミワールドカフェ2010

ゼミ生以外のゲストは昨年度よりも少なくなりましたが,反面,落ち着いた雰囲気でゆったりと議論ができたようです.ゲストの皆さん,ありがとうございました.

向後ゼミワールドカフェ2011

春学期のゼミ生の研究発表会であるワールドカフェが無事終了しました.研究発表した通学生ゼミ生,eスクールゼミ生,修士ゼミ生,博士ゼミ生の皆さん,お疲れ様でしたo(^▽^)o.

また,この発表まで,サバ中の私に代わり丁寧に指導してくれた非常勤・助手の先生,教育コーチ,TAの皆さん,どうもありがとうございました.

さらに,わざわざ足を運んでくださったゲストの皆さん,ゼミ生に有益なコメントをいただいたことに心より感謝します.

私もこれでひとつ山を越えました.良い夏休みをお迎えください.

向後ゼミワールドカフェ2012

春学期のゼミの成果を発表する「向後ゼミワールドカフェ」も5年目になりました。学部3年生から博士課程のゼミ生まで、全員が発表します。毎年40件前後の発表件数になりますが、今年は42件(うち1件は体調不良で発表せず)になりました。

今年は101号館の203教室を使いました。段差のない一番広い教室です。101号館の教室はカーペット敷きですので、複数の発表(最大9件並行)を同時にしてもうるさくなることはありません。その代わり、固定机ですので、テーブルを囲んで発表を聴くというワールドカフェ的な設定はできませんでした。

発表を聴いたら必ずコメントシートにコメントを記入して、発表者にフィードバックするというシステムも定着しました。これは発表者には大きな励みになります。このようにして学部ゼミ生は、卒業までに少なくとも4回のプレゼンテーションを行います。どんどんうまくなっていくのがわかります。この機会は、リアルな状況でのトレーニングでもあります。

前回から恒例となった、昼休み後のチュートリアルは、菅谷充さんにお願いしました。「大人の学び」というテーマで話していただき、さながら早稲田での「最終講義」のようでした。来年からは京都精華大学で活躍されることでしょう。

今回もたくさんのゲストの方々に見に来ていただきました。ありがとうございました。また、ゼミ卒業生も来てくれました。また、来年もよろしくお願いします。

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