研究室紹介

研究領域と研究テーマ

研究領域は教育工学と心理学です。教育の改善のためならば、どんな理論でも技法でも使うという積極的折衷主義です。科学的であること、批判にオープンであること、実証ベースであること、コミュニティに貢献的であること、が譲れない一線です。その条件下で、いろいろなことを貪欲に研究していきたいと思っています。

研究テーマとしては次のようなものをターゲットにしています。

1. 学習システムのデザイン、設計、実践、評価

「実践系」のテーマです。授業という現実のフィールドに入って、そこで、どのような授業設計や教材設計をして実際に使っていけばいいのかということを研究します。授業は、教室で対面によって行われるものもありますし、これから広く一般化すると思われる、インターネットを利用した遠隔教育やeLearningと呼ばれる形態も扱います。

2. 教授メディアの実験的検討

「実験系」のテーマです。実験計画に基づいて、どの要因がどのように効くのかということを研究します。要因としては、教育において役立つことを目指しつつ、当面は実用にならないものでも、幅広く扱っていきます。たとえば、学習マンガの教育利用、説明図の設計、テキストと図のインタラクション、ビデオクリップの提示法といったような要因です。

3. 作文教育のための理論と実践

上に記した、実践系でも、実験系でも、その扱う内容や教科は特に限定していませんが、「作文教育」のテーマは、その領域を「作文教育」と限定しています。作文教育に関するものであれば、実践系・実験系の両者の方法論を使っていきます。たとえば、作文プロセスの解明、作文支援のためのコンピュータ・ツール、作文教育の実践と評価、口述筆記、協同作文などのトピックがあります。

研究室の場所

研究室は所沢キャンパス人間科学部4階のS409室です。グラウンドに面していてとても見晴らしのいいところです。面会のためのアポイントは特に必要ありませんが、不在の時もあるので、メール(kogo@waseda.jp)で約束しておけば確実です。

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