中村康則さんの論文「通信教育課程で学ぶ社会人学生のためのセルフ・ハンディキャッピング尺度(SHS-ASCC)の開発」が『日本教育工学会論文誌』に載ります。

博士課程在籍中の中村康則さんの論文「通信教育課程で学ぶ社会人学生のためのセルフ・ハンディキャッピング尺度(SHS-ASCC)の開発」が『日本教育工学会論文誌』に載ります。J-STAGEで早期公開されましたので、全文読むことができます。

  • 中村 康則, 向後 千春(印刷中)通信教育課程で学ぶ社会人学生のためのセルフ・ハンディキャッピング尺度(SHS-ASCC)の開発『日本教育工学会論文誌』(), Pp.-.(J-STAGE早期公開

抄録

本研究では,通信教育課程で学ぶ社会人学生が学習場面において採用するセルフ・ハンディキャッピングを測定するための尺度を開発し,その尺度の信頼性と妥当性を検討することを目的とした.また,開発した尺度を用いて,社会人学生が採用するセルフ・ハンディキャッピングの統制可能性についても検討した.その結果,「時間不足」「老化」「能力不足」「体調不良」の4因子14項目からなる「通信教育課程で学ぶ社会人学生のためのセルフ・ハンディキャッピング尺度(SHS-ASCC: Self-Handicapping Scale for Adult Students in Correspondence Courses)」が開発され,尺度には一定の信頼性と妥当性が認められた.これら4因子の統制可能性を検討したところ,社会人学生は「時間不足」「老化」「能力不足」「体調不良」のセルフ・ハンディキャッピングを統制不能と捉えていることが示唆された.さらに,「老化」「能力不足」には性差がみられ,男性よりも女性が強く認識することが示された.

日本教育工学会論文誌の第42巻増刊号に3本のショートレター論文が掲載されました。

日本教育工学会論文誌の第42巻増刊号(ショートレター特集号)に以下の3本の論文が掲載されました。すべてJ-STAGE早期公開で全文を読むことができます。

  1. 富永 香羊子, 中村 康則, 向後 千春(2018)学校図書館を授業で活用するための教員研修プログラムの開発とその効果に関する研究『日本教育工学会論文誌』42(Suppl.), Pp.77-80.(J-STAGE早期公開
  2. 阿部 真由美, 向後 千春(2018)英語自律学習者の学習リソース選択根拠の調査および支援の検討『日本教育工学会論文誌』42(Suppl.), Pp.17-20.(J-STAGE早期公開
  3. 多喜 翠・伊澤幸代・堂坂更夜香・向後千春(2018)大学エクステンション公開講座受講生の受講動機に関する調査『日本教育工学会論文誌』42(Suppl.), Pp.141-144.(J-STAGE早期公開

学校図書館を授業で活用するための教員研修プログラムに関するショートレター論文が『日本教育工学会論文誌』に載ります。

学校図書館を授業で活用するための教員研修プログラムに関するショートレター論文が『日本教育工学会論文誌』に載ります。J-STAGEで早期公開されましたので、全文読むことができます。著者の富永香羊子さんが自身の卒業研究をまとめた論文です。

富永 香羊子, 中村 康則, 向後 千春(印刷中)学校図書館を授業で活用するための教員研修プログラムの開発とその効果に関する研究『日本教育工学会論文誌』42(Suppl.), Pp.-.(J-STAGE早期公開

抄録
本研究では,教員に対して学校図書館を授業で活用するための研修プログラムを開発し,研修の効果を検証した.その結果,研修プログラムにおける学校図書館を活用した課題解決型の授業について,次の3点が明らかとなった.(1)児童生徒の主体的な学びを育み,学び方の習得に繋がる.(2)児童生徒の21世紀型能力の獲得に繋がる.(3)意図的・継続的に実施することが望ましい.これらの結果から,研修を通して学校図書館を授業で活用したことによって,教員の学校図書館活用への意識の変容を促し,一定の効果をもたらすことが示唆された.

日本教育工学会の研究会にて4件の研究発表を行います。

2018年12月08日(土)早稲田大学 早稲田キャンパス(7号館)にて、日本教育工学会の研究会が開かれます。向後研究室からは、下記の4件の研究発表を行います。もしよろしければ、聴きに来てください。非会員の方も、1,000円で参加できます。

詳しい案内はこちらをご覧ください。
https://www.jset.gr.jp/study-group/files/program.php?date=20181208

  • B3) 中学生が持つ学校や学習塾の先生に対する信頼感
    南方美紀(早稲田大学)、石川奈保子(早稲田大学大学院)、向後千春(早稲田大学)
  • C3) 社会人学生におけるセルフ・ハンディキャッピングの因果関係の検討
    中村康則(早稲田大学大学院)、向後千春(早稲田大学)
  • D9) メタ課題を用いたオンライン大学の学生に対する自己調整学習の支援
    石川奈保子(早稲田大学大学院)、向後千春(早稲田大学)
  • C12) 在宅看護授業に「足場がけ」を適用した場合の批判的思考態度の変化
    川上祐子(早稲田大学大学院)、向後千春(早稲田大学)

阿部真由美さんのショートレター論文「英語自律学習者の学習リソース選択根拠の調査および支援の検討」が『日本教育工学会論文誌』に載ります。

博士課程在籍中の阿部真由美さんのショートレター論文「英語自律学習者の学習リソース選択根拠の調査および支援の検討」が『日本教育工学会論文誌』に載ります。J-STAGEで早期公開されましたので、全文読むことができます。

  • 阿部 真由美, 向後 千春(印刷中)英語自律学習者の学習リソース選択根拠の調査および支援の検討『日本教育工学会論文誌』42(Suppl.), Pp.-.(J-STAGE早期公開

抄録

本研究では,英語を自主的に学ぶ学習者が自ら学習リソースを選択する際の根拠を明らかにし,支援方法を検討することを目的として,日本人の成人英語学習者を対象にウェブ調査を行った.英語学習リソース選択根拠尺度を作成し,因子分析を行った結果,「自己ニーズ」と「外的影響」の2因子が抽出された.さらに,学習者の特性による違いを比較するために,英語の熟達度3群,学習継続期間3群,学習目的4群で分析したところ,継続期間および目的で違いが見られた.これらの結果から,学習者のリソース選択は「自己ニーズ」と「外的影響」の2つの根拠に基づくことが分かった.また,学習者の特性によって支援方法を変える必要性が示唆された.