日本教育心理学会第56回総会でアドラー心理学とクラス会議についての自主シンポジウムを開きます

2014年11月7〜9日に神戸国際会議場で開催される、日本教育心理学会第56回総会において、「アドラー心理学とクラス会議で子どもの市民性を育てる」という自主シンポジウムを開きます。ぜひご参加ください。

会員外の方も参加できます。当日参加費は、一般12,000円、学生5,000円です。


自主シンポジウム JH05
2014年11月9日(日)13:30-15:30

アドラー心理学とクラス会議で子どもの市民性を育てる

  • 企  画:向後千春(早稲田大学)
  • 司  会:堂坂更夜香(早稲田大学大学院)
  • 話題提供:青木多寿子(広島大学大学院)
  • 話題提供:赤坂真二(上越教育大学大学院)
  • 話題提供:古庄 高#(神戸常磐大学)

企画の趣旨(向後千春)

児童・生徒へのキャラクター・エデュケーション(品格教育・市民性教育)の重要性が注目されつつある。また,アドラー心理学の学校教育における実践としてのクラス会議の効果も実証されつつある。この自主企画シンポジウムでは,子どもを良い市民として育てるために,学校教育の中でどのような実践ができるのか,またその理論的背景について,議論したい。具体的には,次の3つのトピックについての話題提供を受けた上で,初等・中等教育におけるアドラー心理学の適用について議論したい。

(1) 欧米での市民性教育の進展と日本における状況とこれから
(2) アドラー心理学の教育実践のひとつとしての「クラス会議」の効果
(3) アドラー心理学の考え方を学校教育に導入することの可能性と配慮

Jane Nelsenはアドラー心理学を元にして,有能な人になるための3つの感覚と4つのスキルを次のようにまとめている。(1) 私には能力があるという感覚 (2) 私は意味のある方法で貢献できるという感覚 (3) 自分に起こることを決められるという感覚 (4) 自分の感情を理解し,それを自己統制に使える自己内スキル (5) ほかの人と協力し友情を作れる対人関係スキル (6) 日常生活の限界と結果に応える全体的スキル (7) 状況を評価する知恵を使う判断スキル。

学校におけるクラスは,時間と場所に依存して偶然に形成される共同体である。その中で,クラス会議という活動を継続的に行うことによって,アドラー心理学のいう「共同体感覚」を実質的に身につけることが期待できる。共同体感覚は,「所属,信頼,貢献,自己受容」の下位概念からなっている。クラス会議活動によって,クラスに自分の居場所がある(所属),クラスには多様な考え方があることを尊重する(信頼),クラスのみんなと意見を交わすことで解決策を見つけられる(貢献),クラスの中でありのままの自分でいられる(自己受容)といったことを実感しながら,共同体感覚を身につけていくことによって,その成果として子どものキャラクターを育てることが可能になるだろう。

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