「デジタルペーパーの教育における可能性」について講演しました

ソニービジネスソリューション「教育ソリューションフォーラム2013~大学におけるデジタルペーパーの効用とその期待について~」が11月15日(金)(大阪、立命館大学)で開かれました。そこで「デジタルペーパーの教育における可能性」について講演してきました。

その話を簡単にまとめます。

2013年8月からデジタルペーパーを貸与してもらって、使い続けてきました。その結果、これまで紙のノートに書いてきたことはすべてデジタルペーパーに書くことで移行できるということに確信を持つに至りました。今、鞄の中に入っているのは、デジタルペーパーとスケジュール帳(コクヨ)とメモ帳(ロディア)だけです。スケジュール帳だけは、台帳なのでなくすわけにはいきませんでした。またメモ帳は、デジタルペーパーを出すスペースがないときの避難です。デジタルペーパーが出せるとそこに転記します。

デジタルペーパーは次の3つの場面で使っています。

  1. 読んでマークする
  2. PDF資料や原稿にコメントし、共有する
  3. ノートとして書き、共有する

デジタルペーパーの効果の1つ目は大量の資料を読む時の効率が上がるということです。もちろん、iPadやKindleでも資料を読むことができます。しかし、デジタルペーパーの場合は、より紙に近い感覚と大きさ(A4判)で読むことができます。さらに、その資料に、下線や、マル、四角、矢印などのマークを入れることができます。Kindleでもハイライトをつけることができますが、デジタルペーパーでは手書き特有の意味の付与や強調の程度がコントロールできます。このことが資料の再検索性と再利用性を高めています。

2つ目は、PDF資料や原稿にコメントし、共有するということです。PDFファイルになったものであれば、その上からペンで書くことができます。私の場合は、大学院のゼミでデジタルペーパーを使って、出された研究資料や投稿原稿、またスライドなどに対して、参加者全員が、コメントを書き込んでいます。その後に、全員でめいめいのコメント付きファイルをサーバ経由で共有します。こうすることによって、全員が何らかのコメントをし、また他の人のコメントを読むことで、学習が促進されます。

3つ目は、ノートとして書くということです。デジタルペーパーではすぐに10ページ分の白紙のノートが無限に作れますので、なんでもこれに書きます。書くということのハードルがほぼゼロになりました。「これを書いてノートにするべきか」という判断をせずに書けばいいのです。書いたものはファイルとして残りますので、あとで分類したり、蓄積したり、コピーして他の人と共有すればいいのです。たとえば、研究会に参加して書いたノートで、他の人にも参考になるなと思えば、そのファイルを相手に送るだけでいいのです。もう一度タイプする必要はありません。それだと面倒になってしまい、結局はやらずじまいになってしまうのです。もちろん手書きメモですから、相手にはわかりにくいところはあります。それでも、図やイラストを自由に描けることの利点は大きいものがあります。「こんな感じ」というニュアンスが伝わりやすいのです。これはタイプされた文字ではとうていできないことです。デジタルペーパーに書かれたメモは、タイプされる前の生まれたてのアイデアの固まっていない状態を伝えるものなのです。

ということで、未来はもう来ている!のです。

2013-11-17 10.36.04

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