文章を書くことはプログラミングである

小説や随筆ではなく、実質的な情報を伝える文章は「実用文」と呼ばれています。お知らせや企画書、報告書、説明書、マニュアルといった文章が実用文です。あとは教科書や研修テキストもそうですね。固いところでは、レポートや卒業論文、学術論文も実用文です。

こうした実用文の書き方を習得することが、大学までの教育の中に組み込まれているはずですが、あまり身についているとは言えません。それは、「日本語が話せるからといって、文章がすぐに書けるわけではない」ということがわかっていないことが原因かもしれません。

実用文を書くためには、つれづれなるままに思いついたことを書くのではなく、構成と順序がはっきりした文章を組み立てる必要があります。それは、文章を書くというよりは「プログラムを作る」といった作業に似ているのです。

つまり、実用文を書くには次のことが要求されます。

  • 専門用語は、まず定義すること(変数の定義)
  • 全体の構成は、はじめがあって終わりがあること(begin-end)
  • ひとつの段落では、ひとつのトピックを記述すること(スコープ)
  • 段落の中身の順序は、1つの原則に従っていること(if-then、時系列、階層、抽象度など)
  • この文章は、何を主張し、読者に何をさせるかが明確であること(機能)

このように考えると、文章を書くことは、プログラミングをすることと相似形なのです。このことがわかると、実用文が書きやすくなります。

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