開発研究のポイント

一般的に、コースやプログラムを開発、実践してその効果を調べることを「開発研究」と呼びます。

開発研究には、次の要因が含まれます。

  • 物理条件:時間、場所
  • 参加者:属性、人数
  • 材料:テキスト、ビデオ、道具(レゴとか)
  • スタッフ:講師、ファシリテーター
  • 手法:ワーク、ディスカッション、ロールプレイ、レクチャー
  • 背景:義務か自由参加か、評価されるかフリーか、有料か無料か

これらの総体がコースやプログラムになります。しかし、研究としてみると、これら独立変数が多すぎるので、「いったい何が効いたのか」を特定できないところが難しさです。

したがって、開発研究を成立させるには、良い(なんでも効く)コースを開発することではなく、変数を絞った「研究的コース」を設計することがポイントです。では、どんな変数を取り上げればいいのかというと、それは「介入方法=手法」です。これが一番効くからです。

典型的には、研究を次のように設計するといいでしょう。

1. 参加者のどこをどう変えるのかという目的を決める。
a. 参加者の行動を変える
b. 参加者の認知を変える
c. 参加者の態度(マインドセット)を変える

2. その目的に最適な(あるいは新しい)介入方法を決める。統制群が設けられるときは伝統的な介入方法を決める。

3. 目的の変化を測定できる質問紙(態度)やテスト(認知)や行動計測(行動)を決める。

4. 測定をコース開始時、コース終了時に行う。

5. 統制群なしの場合は、実験群内の参加者属性によって効果の違いを調べる。効かない人の属性を調べる。

6. コース改善のヒントを得る。

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